[書籍] その数学が戦略を決める

「数学」って言っても、全然難しいことは書かれていない。数学というよりは、統計の話。キーワードとしては、回帰分析・無作為抽出・正規分布・信頼区間ベイズといったあたりなので、身構えなくてもさらりと読める。この本の面白いところは、その事例が詰まっているところ。ワイン業界や医療分野において、いままで人の直感や感性で決められてきた事柄に関して、統計(この本では「絶対計算」という言葉が使われている)をベースとした手法がどのように入り込んできているのか。また、それは業界にどのように受け止められているのかなど、数学そのものよりも事例に関する読み物である。

また、章毎にまとめがあって、それがわかりやすくまとめられている。読み返すときに便利かもしれない。

読み終わったので、貸しますよ。

その数学が戦略を決める

その数学が戦略を決める